040470 ランダム
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香木の炊き方 〔匂い香教室〕

講演


  香木の炊き方

1 お部屋に香りを漂わせて楽しむ時

空薫(そらだき)炭火の上で、直接香木の小片

(かすかな香りを楽しむ)沈香、樹液=自然のもの

* 必要な道具

   香炉、灰、炭団、香木、火箸

2ご自分で香りを楽しんで頂く時

ひとりだき   銀葉(雲母板)を用いたお香の炊き方

* 必要な道具 

   香炉、灰、炭団、香木、火箸

   銀葉、銀葉挟、灰押え、香匙

 

 香道とは  

     一定の作法や方式に基づき 天然の香木の香りに繊細に関わることによって、

     文学、詩歌、花鳥風月、故事、季節感などの主題を鑑賞する芸道



組み香(ゲーム)

* 香三種

用意するもの 

紙……横8センチ 縦12センチ

    横=2回折る

    縦=上両端を三角に折る 

      上1/3を折る。下1/3に名前を書く(筆、筆ペン)
      男性は、漢字で書く,女性は、ひらがなで、書く。(子)は、書かない。
      答えは、紙を広げて、左から2番目の所に書く。

香三種
     一として   三包
     二として   三包
     三として   三包
   一、ニ、三の三種の香を 各三包ずつ合計九包を よく打ち混ぜ、その内
  より、適宜三包を取り、炊き出します。

  三包を順番に 聞きます。
   
     香の聞き方
       手のひらに 香炉を載せ、反対の手で 香炉の上にかざし
       自分の鼻の方からもってゆき、香りを聞きます。
       3つの香炉を聞き、聞き終わって、香の図をその名称と共に、
       書き出します。

     同香と思う場合は、横線で、継ぎ、異香と思う場合は、線を離します。
 (雅の雰囲気)
    隣家の梅
    尾花の露
    琴の音
    緑樹の林
    孤峰の雪
 
 答を紙に書いて、どの順番に出てくるかを当てる。お遊びです。
 
 
優雅で、香りによって、リラックスでき、ゆとりのひとときでした。


 松栄堂  長岡工場見学
 
   お線香製造工程(RA)
 お線香は、香りを作るための香料と 形を作るための原料に よって作られます。
 1原料供給サイロ
 2スケールカー
 3調合室
 4
混練機
 5玉締め機
 6押し出し機
 7乾燥室
 8中央制御室
 9ウォータージェット切断機
 10仕上げ室
 11商品倉庫
 
 
工場は、5階まであり、大きな基礎原材料ホッパーが、空気輸送されて、ミキサーで、
 ブレンドされ、ロボットで、オートメーション化されて、水の力でカットされる。乾燥室で
 室温のまま、7日~10日をかけて、自然乾燥される。日本の伝統の世界にも近代化さ
 れた工場で、空気も綺麗で、埃もない、清潔な所で、作られていることと、若い人たち
 ガ、作業していることにも、嬉しく思いました。すごく良い香りに包まれて、楽しい時間を
 過ごせました。

 
 《香時計》
 古代中国において 夜間の時を計るものとして、もちいられた。
 奈良シルクロード博覧会‘88協賛 出展に因み製作




香木や香料のこと
香木

  香木   沈香(伽羅)。白檀
  漢薬香料(植物性香料)桂皮、丁子、竜脳、かっ香、安息香
       (動物性香料)ムスク、アンバー、金猫香、海狸香

  基礎香料  たぶこ


  西洋でも古くから香りについて
イエスキリスト   マタイによる福音書より(乳香)

クレオパトラ、楊貴妃などは、自分のオリジナルな香りを楽しんだ。



香料
“匂い香教室”

1基本になる香りとし 白檀を乳鉢に お入れください。

2乳鉢にお好みの香料を加えていきます。

3竹さじで、ムラのない様に良くかき混ぜます。

4仕上げにA,Bどちらかの香料を加え香りを調えます。

5薄紙に4をあけ、粉がこぼれないように 包みます。

65をビニールのチャック袋に入れます。


白檀 必ず使う、多い目に!


ー香料ー 他の香をひきたてる役目、香を長持ちさせる。

丁子 グローブ、辛い、

甘松 草の根、深い香り

かっ香 パチュリー、土臭い、スモーキーな落ち着いた香り

竜脳 ポルネオ、木のカンフル剤(樟脳のような香り)

桂皮 ニッキ、シナモン、香ばしい香り

ー仕上げー  いろいろの香料が、まざっている。

仕上げA  甘いバニラビーンズのような香り
調合-1
仕上げB  スパイシー、漢薬系統のすっきりした香り

調合ー2
(1ヶ月後)1年くらいで、熟成されてよい。枯れた香りになる。



私は2つ香りを作りました。

 調合A  白檀 2、甘松 2、桂皮 1、仕上げA 1。


 調合B  白檀 2、かっ香 1、竜脳 1.5、仕上げA 0.5、仕上げB 0.5.


調合A桂皮の香ばしい香りと甘松の深い香りが、少しきついので、仕上げAの甘い香りで、和らげました。

どこかのお寺などで、嗅いだことのある古風なイメージで、精神が、落ち着くような香りが出来上がりました。


調合B竜脳のすっきりした香りの中に漂うような甘い香りで、やさしいイメージの香りが、出来ました。



黒崎先生が、私たちのテーブルの担当をしてくれました、とても優しく、丁寧に香料のことなどを教えてくださいまし
た。


自分の好みの香りを作ることが出来て、とても楽しいひと時でした。出来上がった香りをテーブルの人たちで、交換

して、いろいろと、その人のイメージを感じる事が出来て、素敵な一日でした。


この日の感激をわすれないように、私なりにまとめてみました。

香りに、興味のある方、興味はなかったけれど、どんなものか、少しでも、覗いて見てくださいね。

もっと、いろいろと香りの世界を楽しみたいと、思っていますので、皆様、私にいろいろと、教えてくださいね!


人の作り出した、文化、伝統、歴史など、素晴らしいものだと、いにしえの香りに、壮大な世界をみつけることが、

できた感動の日でした。「お土産にちりめん巾着、匂い袋、インセンス」をもらって、夕焼けに染まる西の空に向かっ


て、ほんのりとした香りをのせて、笑顔で、帰路に着きました。


      4月18日は、お香の日

日本書紀に見る、日本のお香についての最初の記録「595年4月、淡路島に沈香が、漂着した。」


徒、記述に、基づき4月を また「香」の字を「一十八日」と 読み、合わせて4月18日を「お香の日」とっ制定しまし
た。



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